どちらの海に流れるか。雨にとっての運命の分かれ道。
勝手に大阪の友人の家に押しかけておきながら「良さみ溢れるところない?」って無茶ぶりお願いしたら、見事に僕のドツボを突いてくれた知人氏が連れて行ってくれたところ。本州で一番標高の低い中央分水界。ここを境に振った雨が日本海側と太平洋側のどっちに行くかが分かれる。地名も「水分れ」で神 pic.twitter.com/tC9D5sHapc
— ななめ@3日目東V30b (@NNM_AF) November 13, 2018

今日は1万RT, 2万いいねを超えたこのスポットを紹介するよ
どんなスポットなの・・・?
Twitterで2万いいねという注目度。
これまで、当サイトではTwitterで話題となった場所・スポットを数多く紹介してきました。
Twitterで話題になる場所は、綺麗なホタルを見ることができる場所や紅葉や雪景色が見れる場所。鏡張りの夕日が見れる場所、など一言で言えば「絶景」スポットが多い傾向にあります。
そんな中、今日紹介するスポットはこれまでの絶景スポットとは異なり、知れば知るほど面白く、不思議な気分になってくるスポットとなっています。
それでは、兵庫県にある今話題の「中央分水界」について探っていきましょう
中央分水界って何?
そもそも、「中央分水界」という言葉を今回のツイートで初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか
分水界とは登山家の間では「分水嶺」と呼ばれることも多く、
画像引用:京丹波農園
上図のように、降り注ぐ雨水が日本海側に流れるか、太平洋側に流れるかが決まる境界のことを指します。
特に中央分水界(中央分水嶺)は、日本列島において太平洋と日本海に分ける分水嶺の連続線のことで、
北は北海道の宗谷岬から、南は鹿児島県の佐多岬まで一本の線でつながっています。
このような特徴から容易に想像できますが、分水界は山の頂上にあることが多く、基本的には標高が高い場所にあります
ちなみに、分水界と分水嶺はほとんど同じ意味として使われていますが、山の頂上にある分水界のことを特に「分水嶺」と読んでいるそうです。
嶺には「みね」という意味があるので納得ですね
分水界の多くは山頂にあるため、登山をすることでしか見ることができない場所が多いですが、
分水界の中には登山をしなくても手軽に見ることができる、面白い分水界もあるんです
本州で一番標高の低い分水界〜兵庫県〜
今Twitterで話題となっている「本州で一番標高の低い分水界」は兵庫県丹波市にあります。
「本州で一番標高が低い」と言われてるだけあって、その場所は普通に人が生活している住宅街のど真ん中。
「中央分水界」という看板がなければ、ここが分水界だということに全く気づきませんね
この兵庫県の中央分水界上には「水分かれ公園」という公園もあり、
公園内には標高100mを切る本州で最も低い谷中の中央分水界がある氷上町石生・水分れの地勢・歴史を知ることができる「水分かれ資料館」などがあります。
画像引用:wikipedia「水分かれ公園」
また、水分かれ公園内を流れる高谷川は公園の水路分岐点において直線に進むと太平洋側(瀬戸内海)へ流れこみ、写真右の用水路へ進むと日本海側へと流れこむようになります。
まさにこの位置において、降り注いだ雨水が日本海側へ行くか、太平洋側へ行くかが決まる、雨水にとっては運命が決まるポイントなんですね
水分かれ公園へのアクセス
当記事で紹介した水分かれ公園はJR福知山線の石生駅から徒歩5分ほどの距離にあります。
公園は広場や人口滝などが整備され、とても落ち着いた雰囲気となっているので近くへ寄った際は是非訪れてみてはいかがでしょうか
簡潔なまとめ!
- 分水界は分水嶺とも呼ばれるよ!
- 分水界は雨水が日本海と太平洋のどちらに流れるかが分かれるポイントだよ!
- 本州で一番標高の低い分水界は兵庫県にあるよ!
以上。簡単にですが、今話題のスポットについて調べてみました!
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